日本語訳 · 原著 Daniel Bourdeau『Unsolved Historical Ciphers』は CC BY 4.0 で公開されている。本ページは JIC による翻訳で、原著者の公式版ではない。訳文に相違がある場合は英語原文が優先する · 英語原文を見る ↗
можите мене извадить из немачкий тамнице а ваше душе из пакле
あなたがたは私をドイツの牢獄から、そしてあなたがたの魂を地獄から救い出すことができる

セルビア人の囚人 → アガ、クネズ、親族 · キリル文字 · 1664–68年(束の年代範囲)

獄中からのStojanの手紙

ÖStA, Haus-, Hof- und Staatsarchiv, Ung. Akt. Spec. Verschwörerakten VII. Varia, Fasc. 327, Konv. D(Chiffres 1664–1668), ff. 30–31 · DECODE R688、解読のない図形記号による単一換字として目録化

記号はキリル文字であり、したがって暗号ではない。これらのページには、ハプスブルクの牢獄に囚われた男による口語セルビア語の嘆願と、紙片に書かれた短い第二の覚え書きがある。どちらもここで転写した。語の約4分の1は不確かなままである。

Daniel Bourdeau · 投稿 · 更新

方法:暗号ではない

要約。DECODE R688(3ページ、「Non-decrypted」、単一換字、図形記号、言語なし)は、1664年の差出人不明・受取人不明の暗号化された手紙として、カタログ項目270に入った。DECODEの画像は2枚ともここで確認した。暗号化されたものは何もない。文字はキリル文字で、教会スラヴ語的な綴りを含む不慣れな直立体の筆跡であり、言語はセルビア語である。手紙はСїи листь писа Стоянь、「この手紙はStojanが書いた」で始まる。Stojanはアガ、クネズ、odabašeに「小さき者にも大いなる者にも」挨拶し、自分のヴラフ人たちに名を挙げて挨拶して、「ドイツの牢獄」から出してくれるよう懇願している。f. 31の紙片には、同じ種類の第二の覚え書きの損傷した4行がある。この手紙が暗号と一緒に綴じられたのは、おそらくウィーンの書記の誰もそれを理解できなかったからである。ページは1行ずつ転写した。染み、抹消、紙片の破れのため、語の約4分の1は不確かなままである。

01 文書

Haus-, Hof- und Staatsarchivにあるハンガリー陰謀事件文書の第327束には、Chiffres 1664–1668と題された一括がある。DECODEはその文書を一点ずつ目録化し、それぞれに一括の年代範囲を付けた。R688はff. 30–31である。最も近い鍵の記録R707(ff. 60–61)はラテン語の数字式ノーメンクレーターで、この手紙とは何の関係もない。

f. 30rの上半分:十字で始まる、キリル文字の大文字の行
F. 30r、2–10行:ѿ града … поклонь и животе здравїе агамъ кнезїамь …、挨拶と名前の列挙。画像:Österreichisches Staatsarchiv, HHStA, Verschwörerakten Fasc. 327 Konv. D f. 30r, via DECODE R688 (image 1).

記録の画像1はf. 30rである。画像2は見開きで、左がf. 30v、右はf. 31に貼られた小さな紙片であり、その縁にはEpistolaで始まるラテン語の裏書きがある。

02 手紙の内容

冒頭部分(不確かな語は[?]で示す):

✝ Сїи листь писа Стоянь … ѿ града З[?]вачь поклонь и животе здравїе агамъ, кнезїамь, ѿдабашамъ[?] и маламъ и великимъ. И пакъ посло и животе здравїе влахомъ моема: Вуку, Гаврилу, Радонѣци[?], Вучиту[?], куму Продану, Мирку, Павлу, Димитру, Марку с всемь христианомь. … Братїа, да ми се смилуете, можите мене извадить из немачкий тамнице а ваше душе из пакле.

「この手紙はZ[?]vačの町からStojanが書いた。アガたち、クネズたち、odabaše[中隊長たち]、小さき者にも大いなる者にも、挨拶と生命と健康を。さらにわがヴラフ人たちに生命と健康を送る。Vuk、Gavrilo、Radonja、Vučeta、わが代父Prodan、Mirko、Pavle、Dimitrije、Markoに、すべてのキリスト教徒とともに。……兄弟たちよ、私を憐れんでくれ。あなたがたは私をドイツの牢獄から、そしてあなたがたの魂を地獄から救い出すことができる。」

f. 30rの残りは、グロッシェン、彼に足りない金、担保、「必要なもの」についてである。最終行は線で消され、インクが滲んでいる。f. 30vで彼は、金をBor[?]の町へ持ってくるよう言い、「馬と人は分かっている。[私を]出すことができる。そうすれば皆喜ぶだろう、アーメン」と書く。手紙は別人が彼のために書いたものである:Писа намъ Младь Бакиі[?] у градъ Бор[у]。追伸は妻への挨拶を送り、代父Prodanに自らMagyar[?]のもとへ行くよう頼んでいる。この追伸の大部分は不確かなままである。

f. 31の紙片はСїи лисъ писа Х[?]саань[?] у Пет…で始まり、書き手の母と兄弟たちに生命と健康を送っている。損傷がひどく、それ以上は転写できない。

03 なぜ暗号として目録に載ったか

キリル文字の手紙は、ウィーンの官房の書記にとって暗号と同じくらい不可解だっただろう。それはChiffresの一括に綴じ込まれ、DECODEはその一括の表題に従って図形記号による換字と記述した。同じことはこのプロジェクトのほかの資料にも起きている。DECODEの記録は「暗号ではない、平文のセルビア語(キリル文字)」とすべきである。この訂正は転写とともに申請待ちにしている。

04 未解決のまま残るもの

05 出典

転写、英語の大意、注:リポジトリのtargets/r688/。