日本語訳 · 原著 Daniel Bourdeau『Unsolved Historical Ciphers』は CC BY 4.0 で公開されている。本ページは JIC による翻訳で、原著者の公式版ではない。訳文に相違がある場合は英語原文が優先する · 英語原文を見る ↗
58 28 10 65 y uf 22 16
lo s b ru n su i c — “los Brunsuic”
y = n · 28 = s · 46 = de · xo = co · ef = se · ad = pa · d+ = que · H = V.S.

ナイメーヘン → コペンハーゲン · 音節式ノーメンクレーター · 1677年6月 – 1678年3月

los Balbases 侯爵から Baltasar de Fuenmayor へ、1677–78年

Archives générales du Royaume、ブリュッセル、Secrétairerie d’État et de Guerre, inv. nr. 2559 · DECODE R985–R998、書簡14通、47ページ · 10通には余白に同時代の解読があり、4通にはない

鍵は残っていない。10の余白解読から鍵を復元し、解読のない4通を含む14通すべてを解読した

Daniel Bourdeau · 投稿 · 更新

手法:隣接平文から鍵を復元 · 範囲:完全

概要。第3代 los Balbases 侯爵 Pablo Spínola Doria は、ナイメーヘン講和会議におけるスペインの全権代表の一人であった。DECODE は、彼がコペンハーゲン駐在のスペイン使節 Baltasar de Fuenmayor に宛てた暗号書簡14通を、余白に解答があるとして「部分的に解読済み」とカタログ化している。10通には余白に同時代の解読がある。最後の3通(1678年3月1日、8日、22日)と1677年9月19日付の1通にはない。鍵は残っておらず、同じブリュッセルの系列にある8つの鍵(DECODE R958–R965)のいずれも合わない。そこで10の余白解読から鍵を復元し、それを解読のない4通に適用した。DECODE の写しは行を欠き、余白を読み誤っているので、すべての暗号行とすべての余白行を新たに転写した。クリブは書簡をまたいで繰り返される語群から得た。それらのクリブを出発点として、対応付けプログラムが10の余白から表を引き出した。この体系は、数字で表される単一文字と子音・母音の音節、子音を偽装した文字の組、母音が先に来る逆順の組、約20の語コード、そして冗字(ヌル)からなる。8,150の暗号符号群の97%をカバーし、余白に解読のない4通を解読する。その内容は、ブレーメン会議の解散に対する皇帝側の抗議、ブラウンシュヴァイク公たちの大使待遇の要求、北方の諸侯、そしてヘント陥落後の恐れである。"con la pérdida de Gante estamos temiendo la de otras importantes plazas"。未解決のまま残るのは、まれな名前コードがいくつかと、転写における4/9型の誤りで値がぼやけた同音字のいくつかである。
1677年8月3日付書簡:平文の冒頭、暗号のブロック、左余白の同時代の解読
R985、1677年8月3日:暗号のブロックと、左余白にある同時代の解読("alegrome de la buena esperança que Mons.r d’Amerong[en]…")。鍵はこのような10の余白から復元した。画像:Archives générales du Royaume、ブリュッセル、SEG 2559、1677年8月3日付書簡、DECODE R985 より。

01 書簡

14通、すべてナイメーヘンから。日付は平文部分による。

各書簡は平文の挨拶で始まり、次に暗号のブロックが続く。2通(R985、R986)には、ロレーヌに関する提案についてのフランス語の平文文書が同封されている。

02 鍵

これは同音字を伴う音節式ノーメンクレーターである。符号群は空白で区切られる。

いくつかの例:

03 解読のない4通

1678年3月22日付書簡:平文の末尾と暗号の始まり。余白は空である
R998、1678年3月22日:平文の末尾と暗号の始まり。余白は空である。この書簡とその前の3通には同時代の解読がない。画像:Archives générales du Royaume、ブリュッセル、SEG 2559、1678年3月22日付書簡、DECODE R998 より。

以下は鍵による解読である。符号群を一つずつ解読し、ここでは本文を要約して示す。符号群ごとの本文は次のファイルにある: targets/balbases1677/read/.

04 余白に解読のある10通

これらは当時解読されていた。鍵はその余白を再現し、判読できない余白の語を回復し、疑わしい語を確認する。主題は次のとおり。

余白の本文の転写は targets/balbases1677/tx/にある。ここでは要約にとどめ、校訂はしていない。

05 方法

  1. 画像は DECODE から取得した。
  2. 2つのエージェントが、すべての暗号行と余白行をページごとに tx/へ転写した。彼らは DECODE の転写を訂正した。DECODE の転写は行を落とし、46/96 や 48/98 を混同し、余白を誤って読んでいる。
  3. クリブを見つけるため、書簡をまたいで繰り返される n-gram を、同じ相対位置にある余白の本文と突き合わせた:Brunsuic、principes、conformidad、novedad、conveniente。
  4. 対応付けプログラム(align2.py。テキストの順序を保つハードな期待値最大化法)を、それらのクリブを出発点として、余白のある10通に対して走らせた。各符号群は余白の本文の部分文字列を出力し、冗字(ヌル)と読み飛ばしが許される。
  5. 2回の反復で表が得られた。次に、固定した鍵で14通すべてを解読した。

06 不確かなまま残る点

07 出典

転写、鍵、対応付けプログラム、解読:リポジトリの targets/balbases1677/。