日本語訳 · 原著 Daniel Bourdeau『Unsolved Historical Ciphers』は CC BY 4.0 で公開されている。本ページは JIC による翻訳で、原著者の公式版ではない。訳文に相違がある場合は英語原文が優先する · 英語原文を見る ↗
2431. 1557. 2422. 2460. · 2367. 2290. 1404. 1535. · 2084. 2142. 2085. 2282. 2234. 1777.
pas·sa·ggi·o par·lan·do·gli della ces·sione delle Flo·ride

ロンドン、パリ → ナポリ · 音節式数字コード · 1816年4月 – 1823年10月

Castelcicala から Marchese di Circello および Medici へ、1816–1823年

Luigi de' Medici
宛先Luigi de' Medici

Archivio di Stato di Napoli, Ministero degli affari esteri, busta 2337;DECODE R9553–R9589(カタログ166および167):大使のコードによる急報24通、約9,400群。すべてここで転写した。

同じ箱にある4通の書簡には、行間に同時代の解読がある。それをその暗号と整列させると、確実な値が約100個の鍵が得られ、それを162個に拡張すると、群の45%に値が与えられる。コードの構造はわかっているが、全文が解読された書簡はまだない。

Daniel Bourdeau · 投稿 · 更新

手法:隣接平文から鍵を復元 · 範囲:部分(暗号の43%)

概要。カタログにはこの箱について2つの項目があった。「Marchese di Circello 宛て」の急報9通(167)と、「Marchese di Ciscello? Principe di Castelcicala?」から宛先不明の人物への15通(166)である。これらは1つの系列である。差出人は常に Castelcicala 公 Fabrizio Ruffo である。「Ciscello」は、受取人であるナポリの外務大臣 Marchese di Circello への宛名の読み誤りである。1823年の書簡はその後任の Cavaliere de’ Medici に宛てられている。9月21日の以前のパスでは鍵は見つからなかった。そのときは箱の中の「解読済み」の隣接文書を1850年代の電報とみなしていた。そのうち3通(R9569、R9571、R9589)は、実は Castelcicala が1823年9–10月にパリから送った書簡で、同じコードで書かれ、行間に解読がある。4つ目の解読は1816年12月1日付の急報3874(R9566)の最初の10行を対象としており、下に示す。これらの注記を群ごとに整列させると方式が見えてくる。音節、語、名前を表す約2,450群からなる二部式の数字コードである。同音異字(ホモフォニック)式で、短いアルファベット順の並びを持つ。5桁目の数字を付けて書かれた群は冗字(ヌル)である。注記から復元した鍵は、対象書簡の群の45%に値を与える。その値のおよそ3分の1は推論によるもので、全文が解読された書簡はまだない。
急報3874、パリ、1816年12月1日、1ページ目:数字の群と、その上に書かれたイタリア語の解読
R9566 p. 3、急報3874(パリ、1816年12月1日)と、その同時代の行間解読:「questo Min.ro dell’Interno C.te di Cazes che gode sempre del più gr. favore presso del Re di Fr.a ha avuto una confer.za col Min.ro di S.M. Cattolica Sig.r Onis al suo passaggio per qui, nella quale parlandogli della cessione delle Floride, e di quella di cui si è parlato…」画像:Archivio di Stato di Napoli, Ministero degli affari esteri, busta 2337, p. 3、DECODE R9566 経由。

01 文書

文書はすべて Esteri 系列の busta 2337 にあり、DECODE のために撮影されている(記録 R9553–R9589、ログインで閲覧)。見出しから日付と場所がわかる。

画像は読む順に並んでいない。R9579 は P2、P3、P1、P4、R9569 は P2、P1 の順で、R9561 は P2 から始まる。

02 コード

群は1から約2,450までで、間に点が打たれている。1816年と1823年で同じ高頻度の群(2201、2211、332、1909、2450、2232、1864、1843)が現れるので、7年間同じ1冊のコードブックが使われたことになる。その単位は音節、よく使われる語、名前であり、1語は必要なだけの単位を組み合わせて綴られる。

群読み
1708 2027 1994 · 1708 1531 1994ele·va·zione · ele·(冗字)·zione
1609 2448 2221 1951 2450 · 1609 2380 2221 2076pon·ti·fi·ca·to · pon·te·fi·ce
2009 2211 1725 2295 · 2012 2448 1535 2169Car·di·na·le Cas·ti·gli·one
2367 2290 1404 1535 · 2367 2232 2450par·lan·do·gli · par·la·to
2357 1758 2318 · 1919 2318 · 1739 1714 2318li·ber·tà · No·ta · un·i·ta

これは同音異字(ホモフォニック)式である。di は 1112 と 2211、pa は 1201 と 2363、ere は 1836 と 2381。局所的なアルファベット順の並びを持つ二部式コードである。2201 che、2205 ci、2211 di、2221 fi、2230 l、2231 l’、2232 la;2082 del、2083 dell’、2084 della;2045 quella、2049 questo;2161 is、2162 Isola;1919 no、1920 non;2445 ter、2448 ti、2450 to。並びと並びの間では順序がばらばらである。5桁目の数字を付けて書かれた群(21900、18900、16480。約100例)は、常に解読者が何も書かなかった箇所に来るので、冗字(ヌル)である。

03 注記付きの書簡の内容

1816年12月1日(R9566、最初の10行)。内務大臣 Decazes は「今もフランス王の最大の寵愛を受けて」おり、パリを通過したスペインの大臣 Onís と会談した。フロリダの割譲と、取り沙汰されていたキューバのイングランドへの割譲について話す中で、彼は「巧みにほのめかした」……注記はそこで終わっている。

1823年9月8日(R9571)。「La Francia desidera il Cardinale Castiglione per Papa, ma si biasima di avere il Duca [di] Laval troppo fatto ciò vedere, e si teme che ciò nuoccia al suddetto porporato per la sua elevazione al Pontificato. Non esiste alcun accordo tra la Francia e l’Austria per l’elezione del Pontefice.」(フランスは枢機卿 Castiglioni を教皇に望んでいる。Duc de Laval はそれをあまりにあからさまにしたと非難されており、それが同枢機卿の見込みを損なうおそれがある。教皇選挙についてフランスとオーストリアの間に合意はない。)Castiglioni がピウス8世として選出されたのはようやく1829年のことで、1823年9月28日に選ばれたのはレオ12世であった。

1823年10月9日(R9589)。スペイン王が自由を回復し、9月28日付の Medici の急報 no. 688 で命令が出された以上、Castelcicala が会議に覚書を渡すことは問題になりえない。追伸:アングレーム公は2か月は戻らない。

1823年9月4日(R9569)は10行にわたって注記がある。「al Sovrano Pontificato」への選出、フランスの意図、そしてフランスが「l’esclusiva」すなわち拒否権を行使するかどうかに関するものである。

04 手法と未解決の点

27件の記録を DECODE から取得し、2つの転写エージェントが最大解像度の切り抜き画像から転写した。主コードで9,428群、異なり数1,315である。注記を群ごとに整列させ、繰り返し現れる文脈から鍵を手作業で拡張した。その162個の値は次のファイルで等級付けされている: key.tsv。90個は同時代の注記から直接得たもの(G)、18個は注記があり第2の文脈で確認されたもの(X)、54個はここで推論した未確認のもの(I)である。これらにより、対象書簡の群の45%に値が与えられる。未知の各群について、候補音節をイタリア語の5-gram モデルで評価しても、候補は区別できなかった。既知の隣接群が少なすぎ、音節や語への区切り方もわからないからである。

したがって、全文が解読された書簡はない。部分解読(reading_partial.txt)は作業用ファイルであり、本文の校訂版ではない。I の値のいくつかは間違いなく誤っている。R9579 の「il Sr troppo l d’An ta」は名前に違いない。次の段階は、注記が与えるフロリダ・キューバ・Decazes という主題を手がかりに、アルファベット順の並びを使って未知の群の範囲を絞りながら、1816年の書簡を1通ずつ解読することである。コードブックそのものが ASNa の Esteri または Segreteria di Stato の文書の中に残っていれば、たちどころに決着がつくだろう。DECODE にある Borbone 1666 の領事用の鍵(R9532–R9541)は1859–60年のもので、当てはまらない。

05 出典

転写、鍵、スクリプト、メモ、プロファイル:リポジトリの targets/castelcicala1816/。