01 手紙と鍵
| 記録 | 丁 | 日付と内容(Lasry) | 言語 | 鍵 |
|---|---|---|---|---|
| R785 | 213–215 | St Germain、1645年9月1日:「the Queen is perfectly recovered」。金の半分はすでに渡された。オルレアン公からの手紙。Ned Progers が到着 | 日本語 | TNA SP 106 |
| R787 | 216–217 | 1645年7月19/29日の写し:低地諸国とドイツからの戦況(Linck、Piccolomini、Enghien)。おそらくフランスから転送された Goffe の手紙 | フランス語 | SP106-2 |
| R790 | 230–232 | St Germain、1645年9月22日:Sir Kenelm Digby はローマにおり、条件付きでなければ教皇の金は出ない。その条件とは、カトリックに対する刑罰法の撤廃とイングランドにおける寛容である | 日本語 | TNA SP 106 |
| R923 | 233–234 | St Germains、1645年9月29日:ロレーヌ公の「little remote hopes」。書き手は救援のための戦闘を恐れ、冬の利を望んでいる | 日本語 | TNA SP 106 |
| R924 | 235–236 | パリ、1646年1月:Sir H. Compton の使節と、チャールズ王子の結婚のための条約 | 日本語 | SP106-8 |
| R929 | 247 | パリ、[1646年]1月26日:国王の情勢についての毎週の知らせへの感謝、「how bad so ever」。使節と結婚 | 日本語 | SP106-5 |
方式は1桁と2桁の値による数字の同音異字アルファベットで、母音には最大5つの記号があり、ノーメンクレーターを伴う。3桁の数字は名前と語を表す(Lasry の1645年9月の鍵では、126 が国王、127 が王妃、279 が and)。1646年1月の鍵(SP106-5)は、ノーメンクレーターを文字と数字1つで書く(n3 が the、k1 が of)。Lasry は4つの鍵のどれにも冗字(ヌル)はないと記している。署名は数字で、R785 と R923 では 120、f. 247 では 316 440 である。

498:2:326 は3行目にあり、Lasry の「<498>S <326>」にあたる)。Lasry の解読は St Germain 1 Sept. I have very little to add to my last … で始まる。画像:The National Archives, SP 106/10 f. 213r、DECODE R785 より。02 Lasry の解読
平文は Lasry によるもので、DECODE の記録に載っている。3通の書き出しがその調子を伝える。
ST GERMAIN 1 SEPT. I HAVE VERY LITTLE TO ADD TO MY LAST MORE THAN TO TELL YOU THE <295> OF THE <498>S <326> ADVANCE EXCELLENTLY, HALF THE MONEY BEING ALREADY GIVEN … A LETTRE ALSO FROM THE DUKE OF ORLEANS WRIT AS WEE COULD HAVE WISHED IS IN THE QUEEN’S HANDS (R785)
I HAVE RECEIVED THIS WEEK A LARGE <330> FROM <491> K DIGBY. THE SUBSTANCE IS THAT <528> IS NO HOPE OF MONEY FROM THENCE BUT UPON NEW TERMES PROPOSED … A TOTAL TAKEING AWAY OF AL THE PENALL LAWES AGAINST PAPISTS AND TOLERATION OF RELIGION SETTLED IN ENGLAND (R790)
THE DUKE OF LORRAIN PUTS US IN SOME LITTLE REMOTE HOPES BUT THAT OUGHT NOT TO BE BUILT UPON … THE RELEIF OF THE PLACE WILL GIVE US THAT WHICH WEE ONLY OUGHT NOW TO LOOK FOR AFTER SO MANY DISASTERS, THE ADVANTAGE OF WINTER (R923)
03 ここで行った検証
Lasry の SP106-5 のアルファベットを、彼の平文ファイルを使わずに、Pettersson による f. 247(R929)の生の転写に機械的に適用した。結果は「…ARIS … IAN … SR … RECEIVED <425>S … DECEMB … IANVARY … THANKES … CONTINUATI[ON] … WEKLY ADVERTISEMENTS … STATE … AFFAIRES HOW BAD … EVER … DESPERATE … ABLE … SUBS[IS]T … WITHOUT FARTHER LOSSES … TILL OUR ENDEAVOURS … RELEIF … BROUGHT … EFFECT … LIKEWISE CONCERNING THE EMBASSAGE AND MARRIAGE」である。欠けている部分は文字と数字によるノーメンクレーターの符号群で、アルファベットではカバーされない。結果は彼の平文と一致する。画像そのものは見ていない。
04 未解決のまま残るもの
- Lasry の平文で山括弧に入ったまま残っている3桁のノーメンクレーター数字(たとえば <425>、<241>、<502>)。大半は人物と見られ、その多くは文脈や同じ一連の他の手紙から復元できるだろう。
- 書き手が誰か:St Germain の「120」はおそらく王妃の秘書局の者(ff. 245–246 のパリからの2通目について、Lasry は Jermyn と推測している)、そしてパリの「316 440」。
- Tomokiyo の既知の解読のない暗号のリストには、これらの手紙がまだ載っている。
05 出典
- The National Archives、キュー、SP 106/10 ff. 207–247、DECODE より:R785、R787、R790、R923、R924、R929(画像とファイルの閲覧にはログインが必要)。
- George Lasry、再構成した鍵「TNA SP 106」「SP106-2」「SP106-5」「SP106-8」、平文と年代推定のノート付き、DECODE、2020年10月23日。
- Sofia Pettersson、手作業による転写、DECODE、2019年7–10月。
- Satoshi Tomokiyo、Unsolved historical ciphers(ヘンリエッタ・マリア、1645–46年)。
ノートとプロファイルは targets/hm1645/ にある。DECODE のファイルは再配布していない。

