日本語訳 · 原著 Daniel Bourdeau『Unsolved Historical Ciphers』は CC BY 4.0 で公開されている。本ページは JIC による翻訳で、原著者の公式版ではない。訳文に相違がある場合は英語原文が優先する · 英語原文を見る ↗

差出人不明 → 受取人不明 · 考案された記号のアルファベット · 1728年

考案された記号による1728年の暗号ページと、暗号解読者の作業メモ

British Library, Add MS 32287 ff. 37–40(DECODE R7707)。筆記体の記号205個からなる1ページで、暗号解読者の頻度表と、1728年8月4日付の端書きとともに綴じられている。彼もこの試みも鍵を復元できなかった。

Daniel Bourdeau · 投稿 · 更新

方法:未解読 · 範囲:本文は得られず

要約。カタログはR7707を不明の通信者間の暗号化された手紙として載せ、日付にはDECODEの巻の年代範囲1716–1836を用いていた。8枚の画像には暗号ページが1枚、f. 37rがある。考案された筆記体の記号が10行、全部で205個あり、それぞれの後に点が打たれている。ほかの葉は暗号解読者の作業メモである。頻度の集計、接触表、重ねて現れる記号の一覧、そして「l – 母音 – e」という推測が書かれている。ほかに無関係な家計の勘定書と、端書き「4 Aout 1728 / 31 Aout / 5 8bre」がある。暗号解読者は解読に至らなかった。ここで記号を転写したところ、数はf. 40rにある彼の集計と一致する。一致指数は1.07で、平坦である。これはどの言語の単一換字も排除する。7言語での単一アルファベットの焼きなまし法は失敗した。周期5と10のヴィジュネル暗号とボーフォート暗号も、未知の記号アルファベットを想定したQuagmire型の探索も失敗した。200個の記号では、暗号文だけから多表式の鍵を復元するには少なすぎる。本文は解読されなかった。

01 文書

f. 37rの最初の4行:考案された筆記体の記号で、それぞれの後に点がある
f. 37r、1–4行。4行目に「8 5e 8」がかすかに書かれている。画像:British Library, Add MS 32287 f. 37r, via DECODE R7707.
f. 40r:点線のリーダーと数を伴う暗号記号の列と、Duplicatesと題された一覧
f. 40r:同時代の頻度集計と「Duplicates」一覧。画像:British Library, Add MS 32287 f. 40r, via DECODE R7707.

02 暗号

転写(ct.txt)は記号に任意のラベルを用いている。その数は、どの記号についても1728年の集計と数単位以内で一致する。最頻の記号は彼の14に対して14、lは彼の16に対して13である。「Duplicates」は単に本文中で重ねて現れる記号である。

一致指数は1.07で、1.0がランダムに相当する。フランス語や英語の単一換字なら1.7–2.0になる。205記号の中に繰り返されるトリグラムはない。周期指数は周期5、10、15でわずかに上がる(1.25、1.34、1.29)。これは5アルファベットの方式を示唆するが、約41記号の列では短すぎて証明できない。

03 試したこと

04 必要なもの

外部の資料しかない。それは鍵であるかもしれないし、端書きにあるほかの手紙(1728年8月31日と10月5日)であるかもしれない。同じ方式のテキストがもっとあれば、周期的な攻撃が可能になる。Add MS 32287にあるほかのDECODEの記録(R7746–R7751)は1830年代のスウェーデンの鍵で、このアルファベットではない。

05 出典

転写、スクリプト、注、プロファイル: targets/r7707/.